漸近龍吟録

反便利、反インターネット的

Twitter10年で使い方が変わった

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 今年でTwitterを使い始めてから10年になる。
 
 最初の頃にくらべるとTwitterの使い方も随分変わってきた。皆さんはTwitterをどう使っていますか?
 
 Twitterの使い方はたぶん次にあげるような使い方が考えられる。
 
・タイムラインを見る、読む。たまにリツイートしたり、いいねしたりする。
・何事かをツイートする。
・リプライで会話をしたり連絡を取ったりする。
・他サービスのログインアカウントとして利用する。
・トレンドやニュースを見る。
・検索する。
 
 私はリプライで会話というのはほとんど無いが、最初の頃は、上二つが多かった。つまり、自分がツイートするか、他人のツイートを読むか。
 
 だが最近は、下二つ、トレンドを見たり、特に検索に使うことが多くなった。
 
 昔、ウェブ上にはさまざまな検索エンジンがあったが、すべてグーグルの前に敗れて行った。Twitterの検索機能が今も生き残っていて重宝されるのは、明らかにグーグルの検索とは違った価値を提供できているからだ。
 
 例えば、私は朝、山手線が動いているかどうかをTwitterで検索して確認する。遅延が発生していればJR東日本の公式サイトにも情報は載るが、それはかなり遅い。グーグルで「山手線」で検索してもJRやウィキペディアのようなサイトが検索結果に出てくるだけだ。山手線が遅延していないかどうかを一番手っ取り早く知ることができるのはTwitterの検索である。「山手線、止まった・・・」とか、そういうツイートがどれくらいのボリュームで登場するかによって、遅延の“重さ”を測っている。遅延情報をキャッチしたらすぐに地下鉄に手段を切り換える。山手線は乗客数が多く、Twitter利用者がたくさん乗っているからこそできることでもある。
 
 他にも、例えば、ある製品のテレビCMを初めて流した時に、どれくらい世間の反応があるか、好意的か非好意的か、なんてこともTwitterの検索でこそ分かる。
 
 「まさに今」のことを知りたい時にグーグルは使えない。昔はグーグルもリアルタイム検索っぽいことをやっていた時期もあったようだが今はやってない。
 
 「ある会社のことについて知りたい」というような時も、その会社名でTwitterで検索すると、ググった時とはかなり違った情報が得られる。Twitterの検索機能はある種の口コミ、評判検索であるとも言える。
 
 「リアルタイム性が高い」ということと「世間の反応がわかる」という二点が、グーグルにはないTwitterの検索機能の価値だと思う。
 
 また、Twitterアカウントはグーグルアカウントと並んで、他サービスへのログインアカウントとして利用できることも多くなった。それだけ広く人口に膾炙しているということだろう。
 
 10年前、Twitterを使い始めたころは、他人のツイートを読むのも自分がツイートするのも新鮮でおもしろかった。しかし初期の頃にフォローしたおもしろい人たちは、その後Twitterから居なくなってしまった。おもしろい物を見つけるのが早い人たちは見切りをつけるのも早いということか。
 
 私は今では、Twitterを開く目的の8割ぐらいは検索目的になっている。皆さんはどうですか?
 
あなたのTwitterの主な利用目的は?
ツイートする
タイムラインを見る、読む
リプライで会話する
トレンド、ニュースを見る
検索する
他サービスのログインアカウントとして利用する
その他