漸近龍吟録

反便利、反インターネット的

障碍者雇用水増し問題の責任は誰がとるのか

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 中央省庁による障碍者雇用の水増し問題が明らかになった。

 これは官房長官が言うように「あってはならないこと」で、経済産業大臣が言うように「ゆゆしき問題」である。当然、責任者、トップに立つ者は責任をとって辞任しなければならない。 

 これでもし誰も責任をとらなかったら、これはもう丸山眞男のいう「無責任の体系」そのものである。 

 「辞任するばかりが責任のとり方ではない。引き続き職務を全うし、再発防止策に努め、規律を正していきたい」などという言い訳は通らない。 

 なぜなら、今回の問題は法令を無視して障碍者を雇用しなかった、という問題だからだ。

 障碍者の雇用が守られず、無責任な「責任者」の雇用は守られる、などということは絶対に許されない。