都会と都心の違い
「都会」という言葉と「都心」という言葉をあまり区別せずに同じような意味で使ってる人が多い。
少し気になるので、東京人の私が「都会」と「都心」の違いを書こうと思う。
都会とは
都会とは、たくさんの人が集まり、交通至便であり、高層ビルが立ち、そこに行けば欲しい物はだいたい揃う、とにかく便利な街である。
東京では、新宿、池袋、渋谷のような街である。
都心とは
都心とは、東京で言えば中心部に近い街が都心である。東京の中心部とはどこかと言うと、皇居である。皇居に近ければ近いほど都心である。
麹町や麻布などは都心の街である。
都会と都心の対義語
都会の対義語は「田舎」である。
都心の対義語は「郊外」または「地方」である。
皇居からの距離が遠くなればなるほど郊外である。
都心の街は不便
例えば、麻布出身の芸能人などが「都会出身」と言われてるのは違和感を感じる。
麻布には何もない。電車の便も不便だし、高層ビルもデパートもない。沢山の人でごった返しているわけでもない。麻布の街には高級な住宅しかない。麹町や高輪や白金などの街も同じである。
だが、間違いなく都心ではある。麻布を都心と言わなかったからどこを都心と言えばいいのか、という感じである。都心の街は基本的には不便である。電車の便も悪いし、大型商業施設も少ないし、普段の買い物も不便である。
都心ではあるが都会ではない街の例
赤坂、麻布、広尾、市ヶ谷、神楽坂、四谷、湯島、小石川、本郷、麹町、銀座、日本橋、等々。
(銀座や日本橋は昔の都会であり、今の都会ではない。都心に分類されるのが適当と思う)
都会ではあるが都心ではない街の例
池袋、渋谷、西新宿(新宿駅西口)
都心でも都会でもある街の例
新宿(新宿駅東口)
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