マイナンバーカードが普及しない。
せっかく国が作ったマイナンバーカードが全然普及していない。
このカード、一つは名前が悪いのではないだろうか。
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そして、マイナンバーカードの性格から考えても、これは「マイナンバーのカード」ではない。たしかにカードの裏面にはマイナンバーが書かれているし、ICチップの中にもマイナンバーが書かれているが、それはこのカードの主たる利用目的ではない。
マイナンバー担当のマイナちゃんとマイキー担当のマイキーくん。
「マイナンバー」という言葉はほとんどの国民が説明はできないまでも「聞いたことはある」と言うだろう。だが、「マイキー」という言葉は、ほとんどの国民が説明できないだけではなく聞いたことすらないと言うだろう。兎の知名度の高さに比べると犬のほうはほとんど知られていないと言っていい。
マイナンバーカードの用途は、マイナンバーを使うこともあるが、大半はマイキー部分による公的個人認証である。だとすれば、「個人認証カード」、あるいは「電子証明カード」という名前にするのがよいのではないか。
漢字では堅すぎる、せっかくだからもっと親しみやすい名前にしたい、というのであれば「マイキーカード」という名前ではどうか。
このようにすれば、今は誰もわかっていない電子証明書やJPKIに注目が行くようになり、まだほとんどの国民が意識していないマイキーIDにも意識が行くようになるだろう。自分の好きなIDを設定する人も増えるかもしれない。
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