漸近龍吟録

反便利、反インターネット的

ワクチン接種証明書デジタル版にマイナンバーカードを必須化するな

f:id:rjutaip:20211223074950j:plain Wilfried Pohnkeによる画像

 

 今のデジタル庁には優秀な人も何人か参画しているので少しは期待していた。が、やはり期待するのは間違っていたのかもしれない。

 

 デジタル庁はワクチン接種証明書デジタル版の発行にあたってマイナンバーカードを必須とした。

 

 東京新聞が「なぜマイナンバーカードが必須なのか?」と質問したのに対して、「VRS(ワクチン接種記録システム)がマイナンバーと紐付けられているため」と回答している。これはまるで答えになっていない。そこですぐに「それはマイナンバーが必須の理由であってマイナンバーカードが必須の理由ではないですよね?」と重ねて聞かなかった東京新聞東京新聞なのだが。

 

 デジタル庁がデジタル化社会に逆行するようなことをしてはいけない。

 国はおそらく解っていて、敢えてこうしたはぐらかしたような答えをして煙に巻いているのだが、悲しいのは何も解っていない愚かな国民は煙に巻かれていることにすら気づいていないことだ。

 ネット上には「早速アプリを使ってみた」、「本当に数分で証明書を発行できた、これは便利」、「マイナンバーカードを持っててよかった」という書き込みが溢れた。「便利」とは何か、ということが解っていないのだろう。

 

 便利とは、今あるものに何かプラスアルファの価値を加えることである。デジタル庁はプラスせずに引っこ抜いて(マイナス化)している。「それがなければできない」という状態に持って行くことは「便利化」ではなく「不便化」である。

 「この調子で、あらゆる紙の手続きをデジタルに置き換えていってほしい」と言ってる人もたくさん見かけた。紙の手続きがデジタルに置き換わって「ワーイ」と言って喜ぶのは後進国の人間の発想だ。

 「デジタル(化)社会」とは、誰もが当たり前にデジタルにアクセスできる社会のことである。デジタル庁はその先導役なのだから、ワクチン接種証明書デジタル版は誰もが持てるようにするのがデジタル庁の仕事であるはずだ。それを誰もが持てないようにするというのはデジタル社会に真っ向から反対する行いだ。

 

 民間企業は営利を追求する組織だからまだしも(それでも気に入らない行為だが)、国はこんなことをしてはいけない。

 

立憲民主党と米・民主党の違い

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 野党第一党である立憲民主党の支持率が低いままであるという。自民党がどれだけ問題を起こして支持率を下げても立憲民主党の支持率は低いまま。アメリカでは共和党民主党の支持率は半々ぐらいなのに、日本の立憲民主党はどうして自民党と半々ぐらいにならないのか。
 
 アメリカでは共和党支持層と民主党支持層の間にはっきりとした違いがある。都会は民主党支持、田舎は共和党支持。若者は民主党支持、高齢者は共和党支持、と言った具合に。
 
 日本にはこうした違いがない。“うっすら”とした傾向を無理やり見て取ろうとする人もいるが、日本では都会でも自民党が圧倒的第一位、田舎でも自民党が圧倒的第一位。高齢者層でも中高年層でも若者層でも、どの年代でも自民党が支持率圧倒的第一位である。
 
 なぜ立憲民主党は米・民主党のようになれないのか。「批判ばかりで具体的な政策を提言できていないから」など理由はいろいろ言われるが、私は大きな理由の一つは「IT・デジタルに強い」というイメージを打ち出せていない、ということだと思う。
 
 米・民主党はそのイメージの醸成に成功している。「共和党はデジタルに疎いおじいちゃんたち。民主党の方がIT・デジタルに強くてイケている」というイメージの醸成に。だから若者層から支持される。
 
 日本の立憲民主党はそれをやって来なかった。なぜやらないのだろう。
 
 党首からして「IT・デジタルに強い」ところをまったく見せない。チャンスはいくらでもあった。自民党にはすでに「デジタルに疎い」というイメージは付いている。だからそこで「デジタルに強い立憲民主党」というイメージを打ち出していればもっと若者層の支持を取り込めたかもしれないのに。
 
 これは実際の能力の話ではない。実際の能力は、自民党立憲民主党とどちらがデジタルに強いかは、個々の議員によっても能力は違うだろうし一概にどちらが強いとは言えない。あくまでも「イメージ」の問題なのだ。
 
 ライバルであるはずの自民党は、討つまでもなく何回も自分からずっこけて支持率を下げてくれた。立憲民主党にとっては支持率を奪回する大チャンスのはずだが奪回しに行かない。
 
 IT・デジタルに強い、という大きな「イメージ」が落ちている。だが拾いに行かない。これは若者層の支持を取り込める大きなイメージだ。若者層を取り込めれば徐々にその上の年代にも波及していくだろう。日本の立憲民主党はなぜそうした戦略を取らないのだろう。
 

東京オリンピック批判

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Peter Hによる画像

 

 それは今から16年前、ある一人の老人の思いつきから始まった。

 

 今、東京オリンピックに対する批判の声をたくさん目にするが、このオリンピック自体が一人の老人の思いつきから始まっていることをどれだけの人が憶えているだろう。その老人は何もコメントしない。歳だからなのか、こういう時は黙っているのが賢明だからなのかは分からない。

 

 小池都知事豊洲移転や東京オリンピックの問題で方々から批判されている。先日は過労で入院した。築地市場豊洲移転もオリンピックもどちらも先先々代の思いつきである。自ら望んで都知事になったとは言え、先先々代の思いつきの後処理ばかりで過労になるのは同情を禁じ得ない。

 

 「思いつき」は16年前なので当時は大義名分が無かった。その後、2011年に東日本大震災が起こり、「震災からの復興」という大義名分が付いた。が、その大義も完全にどこかへ行ってしまった。被災地は置いてけぼり。

 

 その後2016年の招致でリオに敗れた東京は、目的を見直すことなくそのままずるずると2020年に立候補へ。

 

 そして2020年にはCOVID19パンデミックが起こり、「人類がコロナに打ち勝った証」という新たな名分が加わった。が、2021年7月現在は打ち勝つどころか肝腎の東京で感染者が増えている。世界中で外国への渡航が制限される中、世界中の人を東京に集めてしまってアベコベにCOVIDの感染拡大に貢献してしまっている。

 

 消えてしまったのはこの「建前」二つばかりではない。次の「本音」二つもだ。

 

 一つ目の本音は「経済活性化」。無観客になったことで期待していた経済効果は到底得られそうにない。

 

 二つ目の本音は「国威発揚、国家の威信を示す」。これも果たされないどころか、逆の効果を示すことになりそうだ。私が政府が言っていることで唯一その通りだと思うことは「反対論や批判も多いが、オリンピックは強行開催してしまえばそれなりに盛り上がる」という意見だ。これは私もそう思う。開催国はいつものオリンピックよりは少しはメダルを獲るものなので、開催してしまえば、日本は日本人選手の活躍に沸き立つだろう。

 

 だが、日本だけだ。それは内輪の盛り上がりだ。無観客でまったく盛り上がらないオリンピックに海外の人々は白けた眼差しを向けるだろう。眼差しを向けてくれればまだマシだが、興味も持たずオリンピックが東京であっていることすら知らない人も多いかもしれない。

 

 日本政府と日本国民はいったい何を望んでいるのか。多額の金をかけて「日本=ショボい」というイメージを世界に発信したかったのか。それなら今回のオリンピックは「大成功」ということになるだろう。

 

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ワクチン接種予診票の2回目日付欄は何のため

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 皆さん、COVID19用のワクチン接種の予診票は届きましたか? 私は先日、自宅に届きました。

 

  が! この2回目の月日欄はいったい何のためにあるのでしょうか?

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 「太枠内にご記入ください」とあります。
 質問事項の一行目に「新型コロナワクチンの接種を初めて受けますか」という質問があり、初めての人は「はい」にチェックを入れて日付欄には何も書かないのだそうです。

 2回目の人は「いいえ」にチェックを入れて、「接種を受けたことがある場合」の右側の「1回目」と書かれたところに日付を記入するのだそうです。

 では、「2回目」という記入欄は何のためにあるのでしょう。誰が書くのでしょう。

 予診票はその名の通り接種の前に書くものです。ワクチン接種会場に来た人で「2回目を受けたことがある」人はいないと思います。「受けたことがある場合」と過去形で書かれています。接種後ならともかく接種前に「2回目の接種日」が存在する人がいるのでしょうか?

 2021年7月現在、日本で認可されて接種が行われている新型コロナワクチンはファイザー製とモデルナ製だけです。これらはどちらも2回接種となっています。海外では3回目の接種を検討している国もあるようですが、日本ではまだ検討段階にありません。

 「2回まで」ということを知らずに、ふらっと接種会場に立ち寄った人が3回目を接種しないため? 確かに自治体や接種会場によっては予診票は自宅に届けるのではなく会場に置いてある、という所もあるようです。しかし、そういうふらっと立ち寄った人は接種券を持っていないから接種はできないでしょう。全国すべての自治体で、3枚目(3回目)の接種券が配られている自治体はないはずです。職域接種と自治体接種の二重(3回4回)接種を防ぐため?とも思いましたが、接種券は二重に配布されるわけではないのでそれも違いそうです。

 また、接種記録はVRS(ワクチン接種記録システム)で管理されているので、予診票で回数や日付を偽ることもできません。

 

 記録として残しておくため? しかし、予診票は市民側の手元には残りません。保健所側の記録として書いておくなら「保健所記入欄」を別に設けるか、少なくとも「医師記入欄」に書くべきものです。市民への「質問事項」の項目に「受けたことがある場合 2回目: 月 日」とあるのはおかしくないでしょうか。

 

 皮肉とかではなく、この2回目の月日欄が何のためにあるのか、本当に理解できません。ネットで検索して調べてみたところ、私と同様の疑問を持っている人は見つからなかったので、もしかしたら私が大きな勘違いをしているのかもしれません。

 私が調べたかぎりではこの書式は厚生労働省が作ったもので全国すべての自治体で同じ様式の予診票が配られていると思います。

 「こういう理由からだと思うよ!」と解る方がいらっしゃいましたらぜひ教えてください。

 

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Hagexさんの想い、Hagexさんへの想い

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Hagexこと岡本顕一郎さんが亡くなって今日で三年になる。
 
亡くなって一年目の命日に追掉文を書いた。

 
 Hagexさんははてなでは有名人だったので、この時の記事にはそれなりのブックマークコメントが付いた。
 

はてなで苦節何年云々はかなり事実誤認だと思うぞ?

2019/06/25 18:15
 
 これは、おそらくご指摘の通りだろう。私はHagexさんとは会ったこともないし、一方的に偶に、はてなブックマークで見かけていたというぐらいだったので、私なりに調べて書いたものの、いろいろとHagexさんの歴史について誤認識はあっただろうと思う。
 
「聖人君子のようにしすぎ」という批判コメントもたくさん付いた。
 
 基本的に批判的なコメントが多かったが、中でも私が気になったコメントは次のものだった。
 

強い弱いってどう判断するんだろ…

2019/06/25 15:3

強い、弱いの客観基準を出してくれ。それができないのなら、いじられた対象がなぜ「一見して強そうに見えて、だが実は弱かった者」ではないと言い切れるのかを聞かせてくれ。

2019/06/25 22:03
 
 追悼文の中で、私は「Hagexさんは自分より強い人しか“対象”にしなかった」と書いた。それに対してのコメントだ。
 
 二年越しのリプライになってしまうが、この「強い/弱いはどうやって判断するのか」というコメントに答えたいと思う。
 
 「強い」人とは何か。ここで言う強い人とは、腕力が強い人のことではない。口喧嘩やネット上での議論が強い人のことでもない。
 
 Hagexさんが考えていた強い/弱いの基準、それは「影響力」だと思う。もっと具体的に言うならばフォロワー数だ。ツイッターやインスタグラムならフォロワー数が多い人、フェイスブックならフレンド数が多い人、ユーチューバーならチャンネル登録者数が多い人、ブロガーなら購読者数やアクセス数が多い人。そういう人がネット社会における「強い人」だ。
 
 Hagexさんが批判の対象としていたのは、そういう影響力の強い人たちだった。なぜ、そういう人たちを対象にしたのか。それは影響力が強い人たちの言動によって、小さく弱い人たちが振り回される様子をずっとインターネットで見てきたからだと思う。
 
 Hagexさんが“対象”にしていたのは例えば"H"というフォロワーが20万人もいるような女性だったり、"I"という日本一のブロガー男性だったりした。
 
 そういう強い人たちは必ずしも悪意を持って悪いことをしているわけではないこともある。「私は別にフォロワーのみなさんに勧めていません。自分がそのお店のサービスを利用してみて“いいな”と思ったから“いい”と書いただけです。お金もらってないしステマではありません」。時々見かけるこうした発言はもしかしたら本当にそうなのかもしれない。裏で金を貰っているとかではなく、純粋に自分が良いと思ったものをSNSで紹介しただけ、なのかもしれない。だが、それでも駄目なのだとHagexさんは考えていた。影響力のある人が悪徳業者のサービスを紹介してしまったら、結局は弱い人たちが被害に遭う。「私は別にそんな酷い目には遭いませんでしたけど?」と言うのは、貴方の後ろに20万人ものフォロワーがいて、悪徳業者は貴方に対しては厚遇しておいた方が有利だからだ。
 
 つい最近もGameStop事件というのがあった。世界中で何万人か何十万人か知らないがたくさんの個人投資家がネット上で結託して株価を乱高下させた。株価操縦の疑いがあると言われた。だが、何十万人の「弱い人」が束になろうとも、その後イーロン・マスクがツイート一つで暗号通貨の価格を乱高下させたのに比べれば、それは屁みたいなものだった。
 
「そんなのは騙される方が馬鹿」
「未だにそんなのに引っかかる人がいるのが信じられない」
 
 私は自己責任論が嫌いだが、Hagexさんも自己責任論が嫌いだったろう。私はイーロン・マスクに踊らされた口ではないが、自分は踊らされなかったからそれでいいという問題ではない。そのツイートに乗せられて大損害に遭った企業や人、人生が狂ってしまった人がたくさんいるのだ。イーロン・マスクの気まぐれツイートに自分が踊らされていなかったとしても、間接的に自社株が大ダメージを受けたという小企業もあるだろう。イーロン・マスクがしていることは許されないことだ、とHagexさんなら言っただろう。
 
 「騙される方が馬鹿」。確かに馬鹿かもしれない。だがその内そんなことは言っていられなくなる。自分以外の何百万人もの人が騙されたらその影響は自分にも降りかかってくる。YouTubeネトウヨチャンネルとか陰謀論とか、そんなものに騙される人いるの?と言って笑っていられた内はよかったが、次第に「ウチの親がそれに嵌っててつらい」と言い出すことになる。
 
 Hagexさんは早くからネット社会において影響力の強い人が発信する情報を警戒していた。それが計算された悪巧みなのか無邪気なツイートなのかは分からない。だがどちらにしても多くの被害者が出る。フォロワー0人の「弱い人」が勝手に作ったデマツイートより、フォロワー10万人の「強い人」が真偽が微妙な危ういツイートを何気なくRTしたほうが、それによって齎される社会的混乱はずっと大きい。ツイートがデマであることが判明したら、「私はそれが真だとは言っていません。他の人のツイートをRTしただけです。」「RTは必ずしも賛同を意味しません。」と言って責任を逃れる。
 
 Hagexさんは、影響力が強い人はその言動がもっと慎重であるべきだ、と考えていた。Hagexさんはブログを凄まじい勢いで更新していた。そのほとんどは2chからの転載+「うーん」というような簡単な一言、という中身のない記事だった。Hagexさんの「言いたいこと」であるとはとても思えない。なぜこんなにも中身のない記事を量産していたのか。それは「強い人」たちと闘うために自分も影響力(ブログのアクセス数)を上げる必要があると思っていたからではないか。
 
 そしてHagexさんはだんだんとアクセス数を獲得し、ネット社会で少しづつ有名になっていった。自身がだんだん「強い人」になっていった。自身が他人を傷つけるかもしれない影響力を持ち始めたときに、Hagexさんはこんな自省の言葉を残している。私が最も注目したHagexさんの言葉だ。
 
PVなんか気にせず、好きなことを書くのがブログの醍醐味であり、そうあるべき」というのが私の信条なんですが、アクセス数が増えると、やはり慎重になってしまうんですよね。ブログやSNSで「未成年の飲酒だぜ、けけけ」というコンテンツを見つけても、昔のように晒し上げのエントリーを書けません。やるときは、やるけど、どーしてもPVが多いと慎重になります。個人的には「アクセス数がある、影響力のあるサイトは無責任に運営してはいけない」とも考えている(Hagex-day.info 2014年6月25日記事より)
 この2014/6/25の記事で、Hagexさんが「影響力」を意識していたことが分かる。「影響力」とは「アクセス数」であると考えていたことも分かる。そして「影響力」を持っている人は「無責任」であってはいけないと考えていたことも。
 
 また、2014年発行の著書『ネット釣り師が人々をとりこにする手口はこんなに凄い』では、デマを発信する人に対する対応方法として気をつけなければならないこと、として次のように書いている。
 
指摘の際にボロカスに書いてしまいがちである(もしかしたら筆者だけの傾向かもしれない)。デマの判断側はどうしても「良いことをしている」という意識があるので主張や対応が強引になりがちである。デマ退治をしてるつもりで、実は自分がデマ発信側になっていた!という危険性も十分あるので、気をつけよう。
 
 Hagexさんは常にこのことを意識していたように見える。強い人たちの言動を批判しているが自分自身もまた強い人になりつつある。自分の言動が弱い人を振り回し傷つける可能性がある、そのことを意識し自省するバランス感覚を大切にしていたように見える。
 
 
 
 そして3年前の事件。Wikipediaには「直接面識がない加害者の逆恨みによる犯行である。」「実際にAとXがネット上で直接やり取りをした事実はなく、Aは事実上、仮想の人間関係においても「赤の他人」であったXに殺害されたと言える。」と書かれている。その通りだと思う。
 
 Wikipediaによれば、犯人の男は「九州大学文学部に進学していたが、留年を繰り返して中退。以後はラーメンの製麺工場で働いていたが2012年に退職し、アパートに引きこもってインターネットに没頭していた」。
 
 Hagexさんにとって、こういう「弱い人」は、からかいや茶化しの対象ではないどころか守るべき対象だった。こういう犯人のような弱い人のために強い人たちと闘っていたのだ。「この人なら大丈夫」と思える人しかおちょくりの対象にはしなかった。この場合の「大丈夫」は「こいつなら俺に反論してこないだろう」という意味の「大丈夫」ではなく、「この人なら自分(Hagexさん)ごときがからかったところで、どこ吹く風と受け流すだろう。それぐらいの強さを持っているだろう」という意味での「大丈夫」だ。
 
私もこの日記でいろいろと書いてるけど、ターゲットが「自殺」したらどうなるか? はいつも考えている。ネットでは大言壮語だけどガラスのようなハートを持った人もいるので、個人的には気を使っている(Hagex-day.info 2013年6月25日記事より)
 
 ずっと闘ってきた「強い人」から恨みを買って刺されたのならともかく、守るべき対象としてきた「弱い人」から刺されたのが、私は返す返すも残念でならない。
 
 講演会終了後、トイレで用を足している時に背後から不意に刺された。痛かっただろう。つらかっただろう。振り返った時に目の前にいる人物が誰で、どういう理由で刺したのか、教えてもらえたのだろうか。いや、教えてもらえてももらえなくても理不尽であることに変わりはない。
 
 事件後に「やっぱりネットで実名を晒しちゃいけないんだなぁ」と誰かが書いているのを見かけた。そんなことを言ったらHagexさんが悲しむだろう。“対象”にされて茶化されていた人から殴られた、というならともかく、誰が殺されるなんて思うだろう。
 
 ネットで「Hagex」と検索すると第2ワードに「自○○得」という言葉が出てくる。(←第2ワードに貢献してしまうので書きたくない。)Hagexさんのことを快く思っていない人がたくさんいるであろうことが分かる。私はHagexさんのことをそんなによく知らない。Hagex-day.infoの過去記事を少し読んだ。何万とある厖大な過去記事はとても読みきれなかった。2014年発行の著書『ネット釣り師が人々をとりこにする手口はこんなに凄い』は買って読んだ。
 
 それだけ読んだだけではHagexさんのことをそんなに嫌う理由は分からなかった。からかい、おちょくり、茶化し、皮肉を多用する文体だったから? 私もこのブログで皮肉をよく書くが、Hagexさんの文章が“からかいすぎ”であるとは感じなかった。有名人を批判しながら自分は顔も本名も明かしていないで卑怯だったから? Hagexさんが顔や本名を明かしていなかったのは、元々は無名の一ブロガーから始まっていることを考えれば自然なことだと思える。ゴシップ的な“現場”にすぐに駆けつけるから? たしかにそれを「ゲスい」と言うのかもしれない。
 

ゲスかと言われればゲスい行為もいっぱいあった。ただ命奪われるほどの事である理由にもならない。

2019/06/25 19:04

いいひとかどうかではなく、くずでも殺されていい訳がないって主張でないと

2019/06/25 19:46
 年中ネットをウォッチしていてゴシップ的な現場にすぐに駆けつける行為を「ゲス」と言うなら、たしかにゲスい一面はあったのかもしれない。だが「くず」ではなかっただろう。
 
 私はHagexさんの過去記事や著書を読んでみて、そんなに悪い人だとはどうしても思えなかった。「それは貴方がリアルタイムでHagexの所業の数々を見ていないからだ」と言われれば、言い返すのは難しい。だが私はHagexさんが書き残した文章に、「言い過ぎ」「書き過ぎ」、明らかに「これは酷い」と決定的に言えるようなものを見つけられなかった。いったん“対象”として狙いを定めた人に対しては、辛辣な皮肉たっぷりの、おちょくり、茶化しに満ちた文章ではあったが、決定的に「これは人としてダメ」というようなことは書いていなかったように思う。(私が見つけきれなかっただけかもしれないが)。
 
  2年前に書いた追悼文記事に付いたブコメの中に「知り合いでも何でもない人のことを想像でこんな崇めるように書けることに理解が及ばないわぁ。」というのがあった。知り合いでもなんでもないHagexさんのことを私はなぜこんなに想うのだろう。
 
 影響力が大きい「強い人」に否応なく巻き込まれていく時代になったと感じる。 昔はネットの世界だけで済んでいたが、今はネットとリアルの境目はなくなってきた。「私は株も暗号通貨も持ってないから関係ない」とは言っていられなくなった。一人の強い人(フォロワー数が多い人)の気まぐれツイートによって、小企業が倒産したり、日本の景気が左右されたり、間接的に振り回されることが多くなった。デマツイートやおかしな陰謀論を信じた人たちがたくさん投票に行けば、それは現実の政治を動かすことになる。
 
 私がHagexさんのことが気になるのは、「強い人には責任がある。強い人の言動は慎重でなければならない」という考えと「強い人とは影響力(アクセス数、フォロワー数)が強い人のことである」という考えに共感するところがあったからだ。
 
 ネットに書かれていることを疑ってかかり、ネット社会の裏側、ステマやカラクリを暴くのが得意だったHagexさんだが、著書『ネット釣り師が人々をとりこにする手口はこんなに凄い』のおわりの方で、何でも疑いすぎるのは病気のようなものなので治してほしい、とも言っている。みんなが肯定的に信じ合える社会を冀求していたのではないか。
 
 「紅茶を愛する」と言っていた。追悼と言いながらいろいろ搔き乱してすまない。心穏やかにあたたかい紅茶を飲んでほしい。
 
 ゲスい人だったかもしれないが、私はHagexさんの思想には見るべきところがあると感じている。
 

オリンピックはバーチャルで

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 オリンピックの話題は開催強行派と反対派の意見ばかり目にする。 

 賛成派の人たちはやはり盛り上がりたいのだろう。反対派の人たちは、強行開催してこれ以上パンデミックが広がったらどうするんだ、ということを心配している。もっともな心配だ。 

 しかし開催か中止かの二択ではない。私はオリンピックはバーチャル(インターネット上)でやればいいと思う。バーチャルなら実際に各国の選手団や関係者が日本に移動するわけではないから、パンデミックの心配は要らない。

 なぜ「バーチャルでやろう」という声が上がらないのか。バーチャルオリンピックは決して夢のような話でも未来のSFの話でもない。今でも実現できるものである。 

 いま世界ではVR(仮想現実)の技術はとても進歩している。実際、昨年2020年に、世界最高峰の自転車レース大会であるツール・ド・フランスパンデミックという非常事態を受けて「バーチャル・ツール・ド・フランス」を開催した。これはZwiftというテクノロジー企業の協力で実現している。 

 どのような仕組みかと言うと、世界各国の選手たちはそれぞれの部屋でエアロバイクのようなマシンを漕ぐ。その車輪の回転はバーチャル上のアバターに投影され、速く漕げばそれだけ自分のアバターも速く進む。バーチャル上のコースは逆に部屋の中にあるマシンに投影され、上り坂の所ではマシンにも傾斜がつきペダルは重くなる。選手は目の前に映し出されたコースの映像を見ながらハンドルを右へ左へと動かす。 

 マラソンもランニングマシンを使ってほぼ同じようにできるだろう。VR企業とStravaあたりが手を組めばバーチャルで実現できるだろう。テニスだったらPlaysight、観戦のプラットフォームならFancredとか。他にも射撃やアーチェリーなど、バーチャルでできる競技種目はたくさんありそうだ。 

 こうしたテクノロジーは今とても進歩している。四、五十年後の未来の話ではなく、今すぐにでも開催できそうな競技がいっぱいある。世界中のVR企業、ゲーム企業、IT企業にとっては自社のテクノロジーを宣伝するチャンスでもあるので、積極的に協力してくれるだろう。

 

「バーチャルで優勝した人に金メダルを与えたり、記録を正式な記録として認めてよいのか」 

 私はバーチャル大会における結果は、リアル競技の結果と同じ扱いにはできないと思っている。だから金メダルは仮のものであり、記録も参考記録扱いにするのがいい。そしてすべての記録と結果が「仮」扱いになるならば、大会そのものを非公式扱いにするのがいい。(参照:東京オリンピックはインターカレート大会としてオンラインで - 漸近龍吟録

 

「バーチャル大会に参加するためのPCやブロードバンド環境が調っていない国はどうすればいいのか」 

 非公式大会なので、すべての国が無理に参加しなくてもいい。

 

「COVID19パンデミックでオリンピックどころじゃない国もある」 

 非公式大会なので、今たいへんな国は無理に参加しなくてもいい。

 

「スポーツというものは、バーチャルよりもやはりリアルの方が、迫力もあって価値も高いと思うが…」 

 私はリアルはもう古いからバーチャルに移行すべきだ、と言っているのではない。中止するぐらいだったらバーチャルでやればいい、と言っているのだ。COVID19が終息したらまたリアルでやればいい。

 

 これはオリンピックが元々「祭典」であったことを思い出させるものである。祭典はおまつり、遊びの要素がある。脚自慢の者たちが駆けくらべをしている。「なんだなんだ、なんか面白そうなことやってるな」、そう言って人々が自然と集まってくる。これが原点である。現代人はネット上で集まることに慣れている。ネット上で今面白そうなイベントがあっていると聞けばすぐに駆けつける。そして「イベントは終了しました」という知らせを見て「ああ一足遅かったか」という経験をしたことのある人もたくさんいるだろう。 

 私は、バーチャル大会は世界中の一体感を出すためにストリーミングライブ、つまりリアルタイムでやるのがよいと思っている。そうなると国によっては真夜中にランニングマシンで走らなければいけない国も出てくるわけだが、遊びなのだからそれもいいだろう。 

 「お、東京オリンピックは何か面白そうなことやってますね」。「リアルの方は中止になったって聞いてましたけど、ネット上でこんな面白いことやってたんですね」。世界中の人にそう言ってもらいたい。そして世界中の人々が集まって、リアルタイムで自国の選手へ応援コメントなどをして盛り上がったら、どんなにか楽しいだろう。

 

「みんな、今すぐ"Tokyo Virtual Olympic Games"で検索してみて!めっちゃ楽しいことやってるから」

「本当だった…」

東京オリンピック中止になったと思っていたのに、密かにこんな面白そうなことやっていたとは…」

世界中の人たちにSNSでそう呟いてもらいたい。

 

 私は東京人として日本人として、世界の人々が「その発想はなかった」、「COVID19を逆手にとってオリンピックをバーチャルでやっちゃおうなんて、日本人の発想はクレイジーだな」と良い意味で言われたい。

 また、このような大会を開くことは、日本がテクノロジーの先進国であるというプラスのイメージを諸外国に対して与えることにもなる。(実際の技術の部分は外国企業に頼っていたとしても。) 

 「いつもの」オリンピックではない。見たことない、なんだか楽しそう、どうやって走るの?、どうやって順位を決めてるの?、どうやって観戦するの?、初めてのワクワクがいっぱいのオリンピック。すっかり巨大な商業五輪になってしまったオリンピックから、「なんだなんだ、なんか面白そうなことやってるな」と言って人々が集まってきた、あのオリンピックの原点を取り戻すことができる絶好の機会なのだ。

 

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日本の暗号通貨税制は世界最悪

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 暗号通貨の世界は、世界的には魅力的だが、日本では魅力的ではない。日本における暗号通貨は“死んでいる”。
 
 日本の暗号通貨に対する税制は世界最悪に近い。よく「日本は暗号通貨に寛容な国」みたいな言葉も聞くがそんなことはない。日本における暗号通貨に対する税は世界一厳しい。
 
 特に酷いのは暗号通貨で買い物をする時に所得税がかかるところである。円に交換した時に所得税をかけるのはまだしも、暗号通貨でそのまま買い物をした時にまで税がかかる。これでは誰が暗号通貨で買い物をしようと思うだろう。BTCで買うより円で買う方が明らかに得なのだから誰だって円でしか買わないだろう。
 
1. 世界に類を見ない高税率
 世界の多くの国では20%以下。日本は最大で55%という世界に類を見ない高税率。
 
2. 短期長期の区別がない
 アメリカ、ドイツでは短期と長期の区別がある。区別の境目は1年。1年以上の長期保有の場合は税率が低くなるか無くなる。日本にはこの区別がない。
 
3. 低い基準額
 納税義務が発生する基準額は、アメリカは80,000ドル/年。日本は200,000円/年。1ドル110円で計算すると、アメリカと日本は約44倍もの開きがある。
 
 上記三つの内、1ばかりが注目されがちだが2と3も重要である。日本の税制はおかしいから変えましょう、という意見はネット上でも偶に目にする。だがそのほとんどは所得区分を「雑所得」から「譲渡所得」に変えましょうという話だ。所得区分を変えることで税率を20%に抑えることができる。
 
 だが抑々、暗号通貨という新しいものを既存の枠組みのどこに当て嵌めるか、と考える考え方がおかしい。暗号通貨用の新しい税の枠組みを考えるべきではないか。元々、暗号通貨に税をかけたり監視・規制を強めるのはマネーロンダリングや金融犯罪に備えるためである。そのため他国では短期長期で区別する。短期での売買は不正目的もあり得やすいため長期にくらべて税率を高くしている。だがすべてを厳しくしすぎてしまうと“常用”までができなくなってしまう。そのため所有し始めてから1年以上経っている暗号通貨に関しては税を緩くしている。日本はすべてを厳しくしすぎて“常用”までできなくなってしまっている国だ。
 
 アメリカでは長期保有していれば、且つよほどの大きな額の買い物でなければ、暗号通貨での買い物に税はかからない。ドイツもイギリスもオーストラリアも暗号通貨に対する税は日本よりずっと緩い。長期か短期かで分けるのは、短期だと不正・不当に稼ごうとする輩が出てくるからだろう。日本でもそういう短期の取引による儲け目的のようなものはきちんと規制すればよい。そういう規制は十分に厳しくした上で、そういう儲け目的ではない通常のユースケースについては税は外すべきだ。
 
 東京の一人暮らしの人が一か月にかかる支出は約20万円だという。一年で約240万円だとすると、アメリカの基準80,000ドル/年なら、十分に暗号通貨だけで生活していくことができる。日本の基準200,000円/年ではとても暗号通貨で生活していけない。
 
 暗号通貨は使えてこそ。日本では、法定通貨への交換、他の暗号通貨への交換、買い物、のすべてに税がかかる。これは「暗号通貨を使うな」と言ってるに等しい。「暗号通貨には本質的に“価値の貯蔵”という価値がある」と、海外で言われている言葉を受け売りで言っている日本人をたまに見かける。だが、それは「使おうと思えば使える」という前提があるからこそ言える言葉なのだ。日本のように“使えない”環境では成り立たない。
 
 暗号通貨にかかる税のことを調べていると「保有している分には税はかかりません」という言葉によく出会す。ずっと一生保有していてそれが何になるのか。使えないものをどんなにたくさん保有していてもそのことに一体何の意味があるのか、私には分からない。
 
 日本の現在の税制では、暗号通貨を円に戻しても暗号通貨で直接買い物をしても他の暗号通貨と換えても、どの方法をとっても、とても高い税がかかる。
 
 日本人は貯蓄好きで使わないのが問題だ、と長らく言われてきた。使わないから経済が回らず不景気になるのだ、と。だが、暗号通貨にかかる税制はこの傾向を後押ししている。株や不動産に比べても、あるいは海外と比べてもかなり高い税が、日本の人々に暗号通貨の利用を躊躇わせている。
 
 私が調べたかぎりでは、中国のような特殊な国を除いて、日本の暗号通貨税制は世界最悪である。世界の多くの国では、暗号通貨にかかる税制はまだ決まっていない。シンガポール、マレーシア、ポルトガルのように、暗号通貨の個人使用に税がかからない国もある。アメリカ、ドイツ、オーストラリアも暗号通貨の使いやすい国だ。それに比べて日本は、突出した高税率、短期長期の区別なし、低い基準額という点で世界最悪の税制になっている。
 
 ボリビアエクアドルでは暗号通貨は全面的に禁止されているという。その方がまだマシだと思える。「ボリビア政府は暗号通貨が嫌い、だから一切禁止します」。その方が筋が通っている。日本は「暗号通貨は購入も所有も自由ですよ。その代わり使う時はいかなる形であっても世界一高い税を取りますけどね」。
 
 日本政府は暗号通貨への規制を強める時によく「利用者保護のため」と言う。たしかに近年は暗号通貨界隈では詐欺か詐欺紛いの話が横行し被害に遭っている人も増えていると聞く。だがこれではまるで政府が巨大な詐欺集団だ。騙し、囮捜査、低俗なTV番組やYouTubeチャンネルで見るドッキリを行っているようなものだ。実際にはほぼ“使えない”通貨を購入も所有も自由ですよと言っているのだから。悪い人たちによる“不当な”金儲けの手段になることを心配しているのなら、他の暗号通貨や金(ゴールド)や宝石など換金性の高い物だけに税をかけて、食料品、湿布、糊、電球などのような日用品については非課税とすべきだ。一方では「NISAは非課税」などと言って投資を勧める政策をとりながら、一方では貯蓄を勧めている。
 
 「だからBTCではなくJPYがオススメなんですよ」と言いたいのかもしれないが、今、たくさんの日本人が円を暗号通貨に換えてホ一ルドしている。これは円の死蔵である。昨年から今年にかけて、日本の主要な暗号通貨取引所の新規アカウント開設数が急増しているというニュースも見た。どのぐらいの割合の日本人が暗号通貨を使い始めているのか具体的な数字は判らないが相当数の日本人が暗号通貨を購入し所有している。そして価格の高騰を受けて円に戻したり他の暗号通貨に換えてみたりした人たちもたくさんいるだろう。近い将来、確定申告の時期に悲鳴を上げる人がたくさん現れるだろう。会社員の人たちは確定申告はやったこともないだろうし、特に一つの暗号通貨で別の暗号通貨を購入した場合、それを複数回繰り返していた場合などは計算がとても難しくなる。
 
 日本は世界でもいち早く暗号通貨に関する税のルールを整え、暗号通貨フレンドリーな国と見られている。しかしそれは表の顔で、入口では両手を広げているが、出口では首を絞め上げている。今はまだ気付いている人も少ないが、これから徐々に日本人も「日本では暗号通貨は使えない」ということに気付き始めるだろう。
 
 悪用は厳しく取り締まるべきだが、常用、日常の用まで奪うべきではない。こんなことでは日本は暗号通貨の世界で一人だけ遅れて取り残されていくだろう。
 
 
※一般には「仮想通貨」と呼ばれ、政府は「暗号資産」という言葉を使っているが、私は暗号通貨に初めて出会った時から通貨として使えることが大事だと考えているので、この記事では「暗号通貨」という言葉を使っている。
※調べて書いたが、私は税や法律にはあまり詳しくないのと情報が旧くなっている可能性もあるので、日本および世界の税制について正しい情報を知りたい方は他のサイトを当たってほしい。
 
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